Dreams Universe™の名作コメディゲーム7選
笑えるゲーム?ゲームって、ゴツい銃と悲劇的な過去を持つ男たちが深刻な顔をして登場するものじゃないの? Dreams Universe™製のコメディゲームの作者たちに言わせれば、そうとは限らないみたいですよ。みんなが大好きな、お腹をかかえて笑っちゃうゲームだってちゃんとあるんです。
そこで今回はドタバタ喜劇から一言ダジャレまで、笑い過ぎて涙と鼻水がいっぺんに噴き出すような(表現が汚くてすみません)Dreams Universe™の大爆笑ゲームを選りすぐりました。どうぞご覧ください!
『TOUCH IT』#
作者:Swecca
推定プレイ時間:繰り返しプレイ可能
ルール破りって面白いですよね。みんな面白くないフリしてますけど。『TOUCH IT』は『メイド イン ワリオ』のような高得点を狙うゲームで、「作品に手を触れるな」という美術館における第一のルールを破る、背徳のスリルを軸にしています。計り知れない価値を持つ彫刻の魅力を目の当たりにしたあなたは、警備員が居眠りをしている間にボタンのタップや長押しでその薄汚れた手を操作して触りまくるのです… ですが警備員が目を覚まして見つかったら、そこでゲームオーバー。
生まれながらのコメディアンとも言えるこの作者は、タイミングがすべてだということを心得ています。ドラマチックに変化するUIと音楽が、スコアが高くなるにつれてどんどんムチャクチャになっていくキャラクターの「タッチ」のポーズとコスチュームと相まって笑いのツボを直撃します。最高に面白い表現、そしてなぜかやる気を掻き立てるこの『TOUCH IT』で、あなたのお部屋は割れんばかりの笑いに包まれることでしょう… おかげで私たちは不運な彫刻を本当に割ってしまいましたが…
(Dreams Universe™本体が必要です)
『The Opposite Day series』#
作者:MrCaseyJones
推定プレイ時間:5時間以上
厳密にルールに則ると、このリストに入れるには『Opposite Day』のゲームから一つだけを選ばなければならないのですが、私たちは「笑いは多ければ多いほどいい」という揺るぎない信念を持っています(また、ルール破りに対する見解も上の記事に書きました)。作者のMrCaseyJonesが持つくだらない悪ふざけに対する才能は、至るところに小憎らしいギミックとシャープなウィットがちりばめられ、愉快にプレイヤーをおちょくる、このアドベンチャーゲームのシリーズが証明しています。
シリーズの初期のゲームには、Adobe Flashが人気を博し始めた頃のエネルギーがあります。『Impossible Quiz』を楽しめたなら、紛らわしい言葉や挑発であなたを混乱させようという『Opposite Day』の固い決意を高く評価することでしょう。さらに、これらのゲームには『The Stanley Parable』風の皮肉っぽいメタテキスト的な要素もたくさん存在しています。プレイヤーが迷路や時間制限付きチャレンジやミニゲームなどを解きながら進んでいく過程で、しばしば作者がデザイナーとしての自らの選択をこき下ろすのです。MrCaseyJonesはシリーズのフォーマット自体をジョークや予想外の展開のネタにすらしていて、各ゲームがある種の自己完結型ギャグになっています。ゲームをプレイすれば、面白さに関して最後に「笑う」のは常にMrCaseyJonesだという重要な真実にすぐに気づくことでしょう。
(Dreams Universe™本体が必要です)
『Sloth on Ice』#
作者:Dreeko
推定プレイ時間:繰り返しプレイ可能
私たちの献身的な調査チーム*が頼もしくも教えてくれたのですが、インターネット上では「おバカな行動をする動物」がコメディとして人気のジャンルなのだそうです。この種のものをそこまで面白いと感じさせる要素とは何なのでしょう? 動物のかわいらしさ? 動きのマヌケさ? 答えがわかるのは神経科学者だけでしょうが、皆さん、脳の病気の治療か何かで忙しいみたいです。
しかし、私たちには『Sloth on Ice』という証拠があります。これに基づいて、その魅力の説明を試みたいと思います。私たちが考えるに、それはこのまったりした氷上のダンスシミュレーターに登場する題材の対比です。まず、アイススケートはエレガントで、正確で、規律正しいですよね。一方で、操作するナマケモノはどうでしょう。毛むくじゃらで、不格好で、まるであなたの花壇におしっこをした直後みたいな表情をしています。優れたスカルプチャーとアニメーションは別として、Dreekoによるナマケモノと氷の組み合わせは紛れもなく喜劇です。氷上でピルエットやアラベスクをしながら進むためにボタンやサムスティックを操作する間、背後に流れる厳粛なクラシック音楽。これは状況のおかしさを増幅させる効果しかありません。さらに、あえてスコアと言うほどのものもありませんので、ここでの目標は笑顔で立ち去ることだけです。
(Dreams Universe™本体が必要です)
*はい、そうです。ただ重要っぽくしたかっただけです。調査チームなんか存在しません。いいですね?
『Brocery Store 2』#
作者:RbdJellyfish
推定プレイ時間:30分
セットとして考えられているものってありますよね。雷鳴と稲妻とか、ピーナツバターとジャムとか。「コメディとホラー」もその一つだということがどうにも納得できないなら、『Brocery Store 2』をプレイすれば一発でわかるはずです(または、Dreams Universe™の名作ホラーゲーム7選でご紹介した『Friend_Request』でも)。強化されたネズミとしてかなり強引な食料品ショッピングをする1作目の『Brocery Store』も面白かったですが、続編ではそれが尋常じゃないレベルに到達しています。
今回は皆さんが普通のよくいる買い物客となるのに対し、Broは前作から復活を果たします。しかし、今回の彼は店の通路に2人も人間がいては狭すぎると考えています。覚悟してください。このスーパーマーケットストーカーはあらゆる場所に潜んでいます。どんどん募る不安の中、笑いと絶叫を織り交ぜながらカゴにリストの商品を入れてこっそりとレジに向かうことになりますからね。そうそう、もしクスクス笑いをしたいなら、友達を言いくるめてPSVRでこれをプレイしてもらうといいですよ。
(Dreams Universe™本体が必要です)
『The Cola』#
作者:Lidlig
推定プレイ時間:30分
コメディアン兼混乱の使者Lidligによる若干のインタラクティブ性を含むミニコント『The Cola』には、有名なFlash作品のポータルサイト「Newgrounds」の精神が息づいています。ある飛行機の中で騒動が起こり、世界的に名高い炭酸飲料「The Cola」のレシピが大胆かつ図々しい人物の手にわたると、その人物は手早くお金を稼げるチャンスに飛び付きます。言うまでもなく、状況はあっと言う間に思わぬ方向に展開します。今、よく冷えた缶入り救済ジュースを売っていたかと思ったら、次の瞬間には厳重な警備の施設に侵入して大混乱を巻き起こすのです。
キャラクター同士が飲み物の支配権を巡って嫌味合戦を繰り広げ、Lidlig特有のぎくしゃくとして笑えるアニメーションスタイルがこの厄介な事態をさらに盛り上げます。鋭い脚本と声の演技、そしてLidligが生まれながらに持つ笑いのタイミングのセンスにより、最後の一滴まで飲み尽くしたくなるゲームです。ムービーを飛ばしたいと思うことは決してないでしょう。
(Dreams Universe™本体が必要です)
『Southpaw Cooking』#
作者:Kapten_basse
推定プレイ時間:繰り返しプレイ可能
料理とは基本的にバカげた行為です。ベタベタした物体、物理法則、着火。それがすべてなのですから(麺類が長い悪ふざけじゃないなんて言ってもムダですからね。口に入れられないために戦ってるようなヤツらじゃないですか)。そこで、その真実を理解しているゲームをご紹介します。『Southpaw Cooking』があなたに投げかけるのは、極めて信頼性の低い左手だけを使って物をつかみ、切り刻み、ソテーして美味しい料理を作るという難題です。
電話で話すアバターをよそに手から転がり落ちるタマネギ、そしてラタトゥイユに飛び込むラジオ。物理学に則った混乱が立て続けに起こります。やるべきことも大量にあります。ナイフを使う、フライパンから皿に移す。物があふれて雑然としたキッチンの中で着々と時を刻む60秒タイマー。全然手が足りません。スコアボード上の栄光は、通話が終わるまでに食べられる何かを皿に盛る能力によって左右されます。『Surgeon Simulator』のようなデジタルカオスが好きな人には刺さる作品でしょう(文字どおりキレッキレ?)。
(Dreams Universe™本体が必要です)
『Have You Seen My Pants?』#
推定プレイ時間:20分
え、どういうこと? そう、この横スクロール格闘アクションゲームの設定、ひと目見ただけでおかしいですよね。実は巨大なミュータントバタフライとの戦いで、主人公のズボンが巻き添えを食ってしまったのです。そして、それに続くのはシュールなリベンジミッションです。『魔界村』形式で、飛び蹴りやパワーボムを駆使してゾンビ化した敵をかき分けて進まなくてはなりません。あっ、カボチャに対する取り調べもありますから、その準備もお忘れなく。
奇妙なムービーや愚かなNPCによる小気味のいいパンチラインなど、全編にわたって使われているカリカリした音も面白くないわけがありません。笑いの要素は実績にまで組み込まれています。1周目の最後に表示されるスコアでは、さらに笑える隠された秘密やジョーク、ランダムなワールドイベントが存在し、まだまだ発見と笑いを楽しみながらプレイできる要素が用意されていることが明らかになります。
(Dreams Universe™本体が必要です)
これでも笑い足りないという方は、ぜひともDreams Universe™のコメディプレイリストを探してみてください。笑える作品が大量にありますよ。ドリームサーフィンのフロントページにある「ジャンル別」からコメディを選んでください。命にかかわるほどの大笑いが待っているはずです。
後々のためにいいものをたくさん取っておきたい場合は、こちらにコメディのプレイリストを1つにまとめたコレクションがありますので、ウェブの魔法を使えば「あとでプレイ」のリストに加えることもできますよ。
(Dreams Universe™本体が必要です)
さて、コメディゲームの特集記事を締めくくる方法は1つしかありませんよね。
ちゃんちゃん!
Dreams Universe™のユーザーガイドはただいま作成中。これからプレイのヒントに関するコンテンツを増やしていく予定なのでチェックをお忘れなく!