Dreams Universe™の名作サンドボックスゲーム7選

サンドボックスは私たちが個人的に好きなジャンルのひとつですが、そもそもサンドボックスゲームってなんなんでしょう? 複合施設や素晴らしいアートを好きなだけ探索したり、クリエイトしたり、あるいはただただ遊ぶだけでもいいインタラクティブな遊び場… と言えばわかりやすいでしょうか?

一言でいうと… ジャンル名のとおり、子供が好き放題遊べる「砂場」です。よく考えると単刀直入な名前ですね。バーチャルの砂場なら、砂を口にしてみようとか、トイレ代わりにしてみようとか思う人はいませんしね! テクノロジー発展の恩恵です。

どんなジャンルなのか理解できたところで、Dreams Universe™で遊べる最高のサンドボックスゲーム7選をご紹介したいと思います。ぜひお楽しみください。


ロボット、ピエロ、がいこつ、エイリアン、巨大なサソリ、デフォルトのパペット、ティラノサウルス、そしてサンタが郊外の街で軍勢をなしてプレイヤーに向かって走ってくる様子。

ロボット、ピエロ、がいこつ、エイリアン、巨大なサソリ、デフォルトのパペット、ティラノサウルス、そしてサンタが郊外の街で軍勢をなしてプレイヤーに向かって走ってくる様子。

PLAYZONE#

作者:PickleWickle0

推定プレイ時間:繰り返しプレイ可能

サンドボックスゲームの限界に挑戦するのが好きで、技術的にありえない動作をするのが好きなら『PLAYZONE』がおすすめです。本作はビデオゲームでとことんカオスな動きを楽しんでみたいという願望を叶えてくれます。街はずれやスイミングプール、またはその他の場所を舞台としたアリーナを選び、謎の赤いオーブに触れるとゲーム開始。それぞれにラベルがつけられていて、ひとつ通過するたびに様々なNPCやオブジェクトや環境エフェクトが出現します。シーン全体のカラーパレットが入れ替わったり、ジャズ調のサントラが流れたり、何もかもが炎上したり… とにかくなんでもありです。

さらに進んでいくと、突然、巨大なティラノサウルスに追いかけられて渋滞の中を突っ切る羽目に陥ったり、がいこつのストーカーに付け回されたりします。複数のオーブを一度に通過すると、いろんな創造イベントが一斉に発生し、マップが縫い目から裂けはじめて世界終末のような体験ができるのは言うまでもありません。恐ろしいんですが、同時に荒唐無稽で面白い、『Garry’s Mod』が好きな方であれば絶対に楽しめるホラーコメディゲームです。

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右側には積み上げられた音楽の記号があり、BPM 120で落ちるピンクのボールが叩きます。左側には、さまざまな音楽設定をするUIがあります。

右側には積み上げられた音楽の記号があり、BPM 120で落ちるピンクのボールが叩きます。左側には、さまざまな音楽設定をするUIがあります。

Musicalia#

作者:Glitch_Me_Up

推定プレイ時間:繰り返しプレイ可能

ピンボールマシンを楽器に変えられたら? という疑問を物理学に基づいて音楽玩具という形にした作品が『Musicalia』。本作の目的は、打つといろんな音を鳴らす形を並べることです。ベースドラム、ギターコード、シンセサイザーなどのユニークな音が満載で、他の形に弾を逸らす誘導用の形もあります。発射物のエミッターを設置して、それぞれのBPMを設定し、重力に任せて音楽を奏でましょう。

とはいえ、最適な形に設置しないとちゃんとした音楽は流れません。最初の数回は、まるでタコがピアノ調律店で大暴れしたかのような音に聞こえると思います。ある程度遊んでみて忍耐強く実験し続ければ、深く考えずに素晴らしいビートを刻めるようになるでしょう。『Musicalia』の面白さの半分は、ボブ・ロスのごとく楽しく、そして自然の流れに任せて思いがけないハーモニーを生み出す過程にあります。

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アトラクション、街灯、観光客でいっぱいのミニチュアの桟橋の夜景。

アトラクション、街灯、観光客でいっぱいのミニチュアの桟橋の夜景。

Tiny Pier Simulator 1904#

作者:urbandevill

推定プレイ時間:1時間以上

大企業の経営ほど面白くて楽しく、地味なものはありませんが、それより楽しいのは規模の小さいビジネスを経営することです。『Tiny Pier Simulator 1904』は収益をあげるようにテーマパークを設計して建築しつつ、上司のMr. Mayorに高価な帽子をかぶらせ続けることを目的としたシミュレーションゲームです。小さな桟橋を舗装して店舗やアトラクションを設置し、お客さんを呼び込んでなるべくたくさんのお金を落としてもらうことが目標ですが、収支のバランスを戦略的にとらなければなりません。従業員の給料や電気代はもちろん、研究開発チームに研究費を渡し、より魅力的なアトラクションを開発してもらわなければ経営し続けられません。

あらゆる面で経営をうまく回せば、すぐに街の可愛いテーマパークから世界に名をとどろかせる娯楽の楽園へと拡張させることができるはず(ですが、集客が多くなるほど施設内の衛生面を保つためにゴミ箱の配置を考えたり、細かい面に気を遣ったりする必要が出てきます)。少しでも余計なものにお金を使ったり、適当に施設を拡張したりすれば、大損失につながりかねませんので、常に細心の注意を払う必要があります。“経営”なんて大層な言葉を使いますが、まあ楽勝です。だから世の中のCEOは心にゆとりのある人たちばかりなんですねえ… こちらの作品が気に入ったなら、さらに自由度の高い『Tiny Medieval 907』もおすすめですが、セーブ機能がないのでご注意を。

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青いパペットがヘルプデスクでMitterMakのパペットと話し、エディットモードでのパペットのカスタムスライダーの使い方を教わっている。

青いパペットがヘルプデスクでMitterMakのパペットと話し、エディットモードでのパペットのカスタムスライダーの使い方を教わっている。

Ultimate Platformer Kit Demo#

作者:MitterMak

推定プレイ時間:20分

サンドボックスのことを想像力を暴走させる場だと思っているなら、『Ultimate Platformer Kit Demo』で思いきり爆発させましょう。本作はすぐ使えるツールとアセットがそろった、MitterMakの洗練されたUltimate Platformer Kitを使って、オリジナル3Dプラットフォーマーゲームが作れるプレイアブル作品です。

『Ultimate Platformer Kit Demo』は真っ白なキャンバスのようなもので、自分の想像力を形にしたり、さまざまな動きや戦闘能力を持つパペットを操ったり、自由にパンチできる訓練用ダミーと遊んだりできますが、とにかくエンタメ性とキャラクターの魅力にあふれた作品です。移動するだけでも楽しくて、アリーナの周りを自由に飛び回ったり、こそこそしたり、泳いだり、綱渡りしたりできます。他にもおしゃべり好きでヒントを教えてくれるアヒルが登場するので操作設定を変える行為さえ楽しく感じますし、キットの制作者と直接話せるヘルプデスクで便利なヒントや愉快な小ネタ、イースターエッグなどをもらうこともできます。クリエイティブなツールセットのチュートリアルの理想形とも言える作品で、学びという行為でさえ、遊びのように感じられます。

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水に浮かぶ箱の上でジャンプする3人称視点の小さなプレイヤーキャラ「Fin」。その下にはカラフルなオープンワールドが地平線まで広がっている。

水に浮かぶ箱の上でジャンプする3人称視点の小さなプレイヤーキャラ「Fin」。その下にはカラフルなオープンワールドが地平線まで広がっている。

Tides#

作者:venwave

推定プレイ時間:2時間

こちらのサンドボックスゲームは期待したとおりのゲームプレイが体験できる作品です。3Dプラットフォーマー作品の『Tides』では、期待のゲーム作品の発売に固執している(ゲーマーなら気持ちがわかりますよね)、せっかちで小さな種のような生き物になりきってプレイします。彼は睡眠中にシュールで多次元的な夢の国をおとずれます。巨大なカエルが道をふさいだり、奇妙なキャットウォークが突然現れたりしますが、プラットフォームゲームの『BALAN WONDERWORLD』のごとく特定の特殊能力が使えるようになるコスチュームを着て乗り切ります。跳躍して高台まで跳んだり、月明かりを照らして透明な道を出現させたり、いろんな力を駆使して進みましょう。

序盤はわりとシンプルで、どのコスチュームを使うべきかのヒントとなる環境的なてがかりの読み方を学んだりしつつ、ゲーム後半に入ると本格的なオープンワールドがはじまります。ミニマリストとは真逆であらゆる場所に収集アイテム、秘密、音が鳴る玩具、チャレンジなどがちりばめられていて、さまざまなコスチュームを好きに使えるのでどの力を使ってその場を切り抜けるかは完全にあなた次第となります。

何より、本作のサンドボックス的なゲームプレイが物語の展開と密接に結びついているのが秀逸なポイントです。思いがけない発見をしたり、新しい友達と出会ったり、適当にうろうろする楽しさを見出すことができます。ゴールラインにどれだけ早くたどり着けるかではなく、その過程で出会うものこそが大事なのだと、人生の本質のような深い何かに気づくはず。

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宇宙を旅するアドベンチャー『Space Marauder』の美しいセピア調の背景。

宇宙を旅するアドベンチャー『Space Marauder』の美しいセピア調の背景。

Space Marauder#

作者:duckenomics, Pixel_Gorilla, file_maker, Bella_Iris

推定プレイ時間:30分

Dreams Universe™にはオープンワールドの素晴らしい探索ゲームがたくさんありますが、『Space Marauder』は特にサンドボックス的な作品で、遊び心にあふれていて自由な動きを可能にするシステムを導入していることでとにかく楽しい空間に仕上がっています。スタイリッシュな淡色の宇宙平原で船を滑らせたり、スライドさせたり、漂わせたりするのは感覚を刺激する楽しさがあります。しかし、限りある(基地に戻れば補給可能な)燃料の残量に気をつけながら未知の世界を開拓しなければならないので、自由に動き回るのは楽しいですが戦略的に考える必要があります。

アップグレード用の素材を採掘し、船のパワーを上げて新たな能力をアンロックするという目的があるため、2Dのトップダウン視点であっても斬新さと謎めいたスリルを楽しむことができます。どんな時でも視界がある程度制限されているので、先に進むまで画面外に何が待ち受けているのかわかりません。この他にも宇宙マフィアなどのさまざまな脅威が待ち受けていますが、宇宙船をしっかり改良していればどんな危険にも立ち向かえるでしょう。

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ピクセルのキャラが土のフィールドに立っている。右側にはアヒルが浮かぶ池がある。

ピクセルのキャラが土のフィールドに立っている。右側にはアヒルが浮かぶ池がある。

FEEDING DUCKS 1#

作者:ItsMeJuvy

推定プレイ時間:30分

渓谷を切り開き、月でも収穫に勤しむような農場ゲーム好きのみなさんにおすすめなのが、こちらのピクセル化されたサンドボックスアドベンチャーゲームです。頼れるツルハシを手に、可愛いアヒルの相棒とともに洞窟のクリスタルを採掘して、街の住民のサイドクエストをこなしてキャラをアップグレードしましょう。もちろん、羽の生えたキュートな相棒にしっかりご飯をあげて幸せにしてあげるのも忘れずに!

『どうぶつの森』と『たまごっち』が一緒になったみたいですって? いえいえ、とんでもない。一見のんびりとした住民の心をのぞいてみると、何やら不穏な展開が待ち受けていることに気づくはず。ある程度のホラー要素は避けられませんが、アヒルに“ご飯”をあげる方法がたくさんあるのでそれを探る楽しみがあります。次にどんな展開が待ち受けているのか気になってしまう、とにかく不思議な物語です。

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まだまだサンドボックスゲームを遊びたいなら、ゲーム内でサンドボックスのプレイリストをチェックしてみるのはいかがでしょうか? ドリームサーフィンのフロントページから「ジャンル別Dreams Universe™」を選び、サンドボックスを開いて自由度の高いユニークな作品集を存分に楽しみましょう。

「ジャンル別Dreams Universe™」のページ。専用にデザインされたボタンが示す12のメインジャンルに分けられ、各ジャンルにはサブリストが用意されている。

「ジャンル別Dreams Universe™」のページ。専用にデザインされたボタンが示す12のメインジャンルに分けられ、各ジャンルにはサブリストが用意されている。

こちらにサンドボックスのプレイリストをひとつのコレクションにまとめましたので、「あとでプレイ」に追加するのもおすすめです。

あとでプレイ

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さて、そろそろ砂場から出ますか。長く居すぎると、なぜか身体が痒くなるんですよね…

Dreams Universe™のユーザーガイドはただいま作成中。これからプレイのヒントに関するコンテンツを増やしていく予定なのでチェックをお忘れなく!