さあ、生命を吹き込みましょう! - Dreams Universe™ v2.58
公開当初から、Dreams Universe™には強力なアニメーションシステムが備わっています。手直しできる要素はなんでもアニメにでき、アニメーションツールがDreams Universe™内のロジックツールと連動しているため、ダイナミックな体験を簡単に作れるものです。
しかし(こう続くと思いましたよね?)、このシステムにも欠陥はありました。ロジックシステムとの親和性が高いため、アニメーション関連のガジェットがゲームプレイのシーンメーターにとって負担となってしまうことや、ロジックのワークフローと似ていて直感的に操作できても、キーフレームのスタンプ、タイムラインの管理、カメラの向き、アニメーションのポージング調整などを繰り返すと、思った以上に時間がかかったりすることなどです。
そこで登場したのが、今回のアップデートです。アクションレコーダーにたくさんの新機能を追加することでシーンメーターに負荷をかけずに緻密なアニメーションを作れるようにし、Dreams Universe™で作品づくりをする際に直面していたであろう様々な悩みに対処しました。皆さんの果てしなき創造力と今回のアップデートが出会ったとき、どんな作品が生まれるのか、本当に楽しみです!
v2.58では、クリエイトモードのTLC機能のファイナルバッチ(なんと6つ目!)をリリースします。16進数コード対応、コントローラー・センサー用の新たな三人称視点カメラオプション、テストをより簡単にできる新しい機能「優先ドア」など、操作の快適性を向上する改善が含まれています。詳細は以下のリリースノートをご覧ください!
重要なお知らせ!
Dreams Universe™サーバーに再接続するには、この新しいアップデートをダウンロードする必要があります。アップデートのダウンロードの際や、ダウンロード後にドリームズ・ユニバースへ再接続する際に問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
アップデート情報(アニメーション)
アニメーションアップデートの内容をご紹介します。詳細を掘り下げる記事や動画(かわいい)をご覧になりたい場合は、indreams.meに掲載されているさあ、生命を吹き込みましょう! - ガイドにアクセスしてください。
アニメーションキャンバス
アクションレコーダーにキャンバスビューを新たに追加し、さまざまな方法で内容を管理できるようにしました。
- 動画を選択、移動、クローン、削除、分割、合体する
- 非アニメーション状態のものとブレンドできるように、動画を空にする
- 動画間のブレンドのイージングの強度、弾み感、スムージングを編集する
- 古典的なストップモーションのエフェクトを得るために、段階的なブレンディングを適用する
- 特定のアニメーション列をソロ/ミュートする
- アクションレコーダーの再生ヘッドにワイヤーを接続する
新しいレコーディングモード
アクションレコーダーには4種類のレコーディングモードがあります。お馴染みのアクションモードに加え、3つのレコーディングモードが新登場。従来のガジェットの機能性に柔軟性と精度をもたらします。詳細は以下をチェック!
キーフレームモード
- 個々のポーズを録画し、より精密に詳細を再現できるアクションレコーダーのアニメーションを実現
- 隣接して録画されたキーフレームの自動ブレンドを有効または無効にできる設定
- アクションレコーダーのデフォルトをアクションモードまたはキーフレームモードのどちらかを選べる設定
宿りモード
- 「宿ってレコード」と同様にコントローラー・センサーのアクションを録画できるものですが、新機能であるアニメーションキャンバスの編集が追加されたことでさらに使いやすくなっています
物理モード
- 再生中に選択したオブジェクトの動きを録画できるようになりました。物理シミュレーション、ロジック駆動のモーション、そして以前の高コストアニメーションのアクションレコーダーへのベイク(記録)が可能です
ナビゲーションショートカット
- アクションレコーダーの再生ヘッドをスムーズにスクロールできるショートカットを追加(アニメーションの録画やプレビューのために再生ヘッドの位置を調整するのに便利です)
- 動画間で再生ヘッドをジャンプさせるショートカットを追加(アニメーションの素早い操作や、一部の動画での再生ヘッドの位置調整に役立ちます)
- 再生ヘッドをフレーム単位で調整するショートカットを追加(緻密な編集や操作の際に便利です)
アクションレコーダーの編集
- 時間を挿入/削除できるショートカットを追加し、アニメーションの時間調整を容易に
- オブジェクト全体のアニメーションを解除するのではなく、現在プレビューしている動画単位で削除するショートカットを追加
- 現在プレビューしている動画を空にするショートカットを追加
- アクションレコーダーにスコープインした状態でアニメーションされたオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに対応する動画がレコーディングバーにハイライトされるようになりました。オブジェクトを選択している間は、時間の挿入/削除や動画間の移動は選択した動画にのみ適用されます
- アクションレコーダーの「リテイク」ボタンに確認画面を追加
- アクションレコーダーの「変更をキープ」の手直しをデフォルトでオフに変更
アクションレコーダーのFK/IKの管理
- 同じアクションレコーダーでFKとIKのアニメーションを切り替える設定を追加
- FK/IKのポーズが重複していることを示すビジュアルを追加
視覚的な調整
- レコーディングバーにフレームカウンターを追加し、再生ヘッドの位置とアニメーションの長さが表示されるように変更
- レコーディングバーに動画の種類を示す詳細を追加。赤のブロックはアクション/物理のレコーディング、黄色い線はキーフレーム、紫のブロックは「宿り」によるレコーディングを示します
- アニメーションの場合、プレビューパスに全体のモーションではなく、+/-3秒の切り抜きが表示されるようになりました
最適化
- たくさんのオブジェクトをアニメーションにするアクションレコーダーの性能を大幅に向上させました
- さまざまなガジェットや要素がシーンメーターにかける負荷を変更しました
- 新機能の導入により、個々のアニメーションガジェット(アクションレコーダー、キーフレーム、宿ってレコーダー)のゲームプレイのシーンメーターのコストがわずかに上がります
- その他のもの(スカルプチャー、ペイント、非アニメーションガジェット、コネクターなど)のゲームプレイのシーンメーターのコストは、わずかに低下します
アップデート情報(クリエイトモード TLC#6)
今回のアップデートでは様々な品質改善に特化したクリエイトモードのTLCの最終アップデートも行われます。
- コントローラー・センサーに新たな三人称視点カメラのさまざまな微調整を追加しました。
- 垂直トラッキングの応答性
- 地面の高さ/回転のトラッキング
- 前方を見るタイミング
- コリジョンの回避
- 切り替えのタイミング
- 自動フォロー/レベル
- カメラの回転速度/加速
- 最小/最大ピッチ
- 角度調整インプット
- カラー調整の際に、調整箇所にカーソルを合わせて+で16進数コードを入力する機能を追加しました
- メニューボタンにカーソルを合わせて+で、カラーピッカーに16進数コードを入力する機能を追加しました
- 無線トランスミッターにタグのような位置を変更できる仕掛けを追加し、トランスミッターがレシーバーから検出される方法をより綿密に管理できるようにしました
- テキスト表示マシン、ナンバー表示マシン、ダイアログ表示マシンのデフォルトのビジュアルを一新しました
- 複数の出入り口があるシーンでのロジックを簡単にテストできるように、「優先ドア」機能を新たに追加しました
- インパクト・センサーで、衝撃の強さのアウトプット値が一定しない不具合を修正しました
- フロアの表示に北を示すサインを追加し、エレメントの向きを統一できるようにしました
- ライトガジェットのアイコンを変更し、スポットライトと拡散のどちらに設定されているかが表示されるようにしました
- ゼロが無限を意味する場合において(例:「フォロワー:最大距離」など)、手直しスライダーに無限大のマークが表示されるようになりました
- 最小化されたスライダーガジェットを、小数点以下の場所の数の手直しに対応させました
- エミッターのエミットする位置を、ターゲットの掴みポイント(ある場合)をデフォルトとするようにしました
- スイッチやスライダーが異なるスコープ内にあるときも表示され、インタラクト可能となるようになりました
- 異なるスコープ内のノードのガジェットにカーソルを合わせると、名前が表示されるようになりました
- 小さなエレメントを持ち込んでスタンプする際の、カメラからの初期距離を調整しました
- トリガーゾーンがカメラを検出する際にスコープを考慮するようになりました。これにはカメラのガジェット、コントローラー・センサーの三人称視点カメラ、およびエディットモードのカメラが含まれます
- エミッターの「シーンスペースの座標」の手直しにアウトプットを追加しました。ターゲットのオブジェクトが設定されている場合はエミッターの仕掛けの変更を、ターゲットが設定されていない場合は変化なしをアウトプットします
皆さまのご意見を取り入れました - 削除ボタンについて
バグ修正報告に入る前に、削除ボタンについて触れておきましょう。サーバーの移行後、多くの方が作品カバーページの削除ボタンの位置について、誤って何かを削除してしまうのではないかと心配していました。もう心配する必要はありません。このアップデートにより、削除ボタンがページの右上に移動し、いつもの癖で押し間違えるようなことはなくなります。他すべてのフローは同じままです。
バグ修正
- ドリームズ・ユニバースにおけるさまざまなクラッシュやパフォーマンス関連の不具合を修正しました
- プレイリストの操作や検索結果に関連する不具合を修正しました
- 制限情報のページやボタンが正しく更新されない不具合を修正しました
- ユーザーがチップクエストの作品をバージョンページで公開できない問題を修正しました
- VRアイコンの更新画面が正しく表示されない問題を修正しました
- ホームのUIが正しく表示されないことに関連する不具合を修正しました
- 作品の管理に関する不具合を修正しました
- 長いバージョンノートを有する作品のリリースに関連する不具合を修正しました
- アップデートモードでテキストが重複する不具合を修正しました
- 「オブジェクトをスタンプできません」の警告が、「バージョン&リリース」のページでエレメントやコレクションのすべてのバージョンに表示されてしまう不具合を修正しました
- 「コラボレーターを追加」のページで誤ったテキストが表示されてしまう不具合を修正しました
- 「写真の管理」の画面で写真が一時的に選択できなくなる不具合を修正しました
- 共同制作している作品をエディットしている間に、コラボレーターに複数の警告文が表示されてしまう不具合を修正しました
- オートサーフの完了画面の結果が正しく表示されない不具合を修正しました
- ユーザーがストレージの最大容量に近い状態で写真を保存しようとした場合に発生していた不具合を修正しました
- 写真の「いいね!」カウンターが正しく更新されない不具合を修正しました
- 「あなたのコラボ作品」のエレメント/コレクションフィルターが誤った結果を表示してしまう不具合を修正しました
- アーカイブされていないことを示すアイコンが正しく表示されない不具合を修正しました
- コレクションのエディット中に「背景のくすみ」ボタンが消えてしまう不具合を修正しました
起動画面
- Sinéad OramとDave Campbellがアニメーショントレーラー(新しいタブで開く)の制作をヒントに、皆さんに楽しんでいただけるカラフルで新しい起動画面を作成しました
Dreams Universe™のユーザーガイドはただいま作成中。これからプレイのヒントに関するコンテンツを増やしていく予定なのでチェックをお忘れなく!